保護者の方から「うちの子は喘息ですか?」と聞かれることがよくあります。
しかし、子どもは大人と違って喘息と明確に診断することが難しい場合があります。
小さなお子さんは息を吸ったり吐いたりする肺機能検査が困難ですし、風邪との区別が難しく、症状も伝えられません。
なので、子どもの喘息の診断は一回のゼーゼーだけで診断することはできません。
症状を繰り返すことで診断につながるため、問診と診察、治療への反応の評価が非常に重要になります。
診断が難しいからこそ、自宅での保護者の方の観察が、重要な手がかりになります。
いつどんな時にどんな症状があったか、今回で何回目なのか、家族にアレルギー体質の人がいないかなどは大変大切な情報です。
子どもがいつもと違う様子でゼーゼーして苦しそうな時は早めに小児科を受診してください。