ほっぺがリンゴのように赤くなって受診する5−9歳くらいのお子さんが増えてます。
正式名称は伝染性紅斑ですが、その特徴的な所見からリンゴ病という名前で広く知られています。
大体、保育園や幼稚園で先生が気付き、受診を促されることが多い印象です。
症状としてはほっぺが赤くなった後に、手足にもレース状、網目様の赤い発疹が出ることが多いです。
実はほっぺが赤くなった時には、もうウィルス量が少なくなっているため伝染しません。
ほっぺが赤くなる1週間ほど前に微熱や咳、鼻水といった軽い風邪症状が出ることがありますが、その時期に一番感染力が強いと言われています。
なので、ほっぺが赤くなっても登園には問題ありません。
特別な治療も必要なく、一度かかると免疫がつくので、2度かかることはほぼありません。
子どもに多い病気ですが、妊婦さんがこの病気にかかってしまうとお腹の中の赤ちゃんにとても悪い影響が出ることがあります。周囲にリンゴ病の人がいたり、リンゴ病の症状が出てしまった妊婦さんは、妊婦健診でご相談下さい。