子どもの目の周りの白いプツプツってなあに?〜稗粒腫(はいりゅうしゅ)のお話〜

お子様のお顔にいつの間にか小さな白いプツプツが。

もしかしたらそれは稗粒腫(はいりゅうしゅ)かもしれません。

聞いたことない!と思われる方も多いと思いますが、実は赤ちゃんにとてもよく見られます。

見た目は直径1〜2mmほどの小さな白い粒で、お顔の中でも目の周りや鼻などにできやすいですが、全身のあちこちにできることもあります。

この前は赤ちゃんの乳首にできていることもありました。

原因はよくわかっていませんが、赤ちゃんの肌の新陳代謝がまだ未熟だからとも言われています。

脂肪っぽい見た目ですが、実際は「ケラチン」という皮膚の一番外側(角質)の主な成分の塊です。

大人になってからできる稗粒腫は治りが悪いことがあり、皮膚科さんで治療が必要になることもありますが、特に悪いものではありません。

特に赤ちゃんの場合は放っておくと数週間から数ヶ月でほとんどが自然に取れますので、優しく見守ってください。

「プツプツが増えてきた」「赤みや腫れ、痒みが気になる」「なかなか消えない」「見た目が気になる」など不安な時は一度小児科や皮膚科でご相談することをお勧めします。

2025年06月15日