「赤ちゃんのしゃっくりが止まらないんですが、大丈夫ですか?」
親御さんからご相談を受けることが多くあります。
実はしゃっくりは「横隔膜」の痙攣で起こります。
「横隔膜」とは、膜と言ってますが実は筋肉です。胸とお腹を仕切る壁のようなものです。
焼肉で言うと「ハラミ」です。
呼吸の時に動いて重要な役割を果たすのですが、生まれたばかりの赤ちゃんではまだまだ発達が十分ではありません。
授乳で胃が膨らんだ時や体温の変化などちょっとした時に、横隔膜が意図せず痙攣を起こして「しゃっくり」が起こると言われています。
なので、成長過程においてだんだん少なくなってくるので無理に止める必要はありません。
間違っても大きい音でびっくりさせて止めようとしないでくださいね。
それでも長くなると保護者の皆さんは心配ですよね。
優しく縦抱きにしてトントンしてあげたり、ゲップさせてあげたり、綿棒浣腸でうんちを出してあげたり。
少しだけミルクをあげたり、オムツを替えたり、体を温めてみたり。
皆さん、いろんな方法で愛情を込めて試行錯誤されております。
ぜひ、これが良かったと言うのがあれば、診察の時にこっそり教えてください。