新規個別指導を受けさせていただきました

1/16に九州厚生局鹿児島事務所で、新規個別指導を受けさせていただきました。

開業申請で5月に訪れて以来です。


12時〜15時まで院長が不在となり、その間は山田和歌先生が診察してくれました。

出発前、ドキドキし過ぎて挙動不審な自分にわかちゃん先生がにっこり微笑みながら

「先生、絶対大丈夫やって」と声をかけます。

2人とも関西出身のため、話すときは関西弁です。

「わかちゃん、帰ってこれへんかったらごめんな」

「それだけはあかん」にっこりしながら送り出してくれました。

こういう時にクリニックをお休みして皆さんにご迷惑をおかけせずに済むのも、残ってくれるスタッフの皆さんとわかちゃん先生のおかげです。本当に感謝です。


新規個別指導とは、新しく開院した後、半年から1年後に厚生局が実施してくださります。

日々の診療について保険診療のルールに基づいてちゃんと行なっているか確認していただき、ご指導いただける貴重な機会です。

1週間前にご指定いただいた10名分のカルテと、開業してから今日までの日報、院内掲示物など、ご指定いただいた書類を持ち込みます。

実際の指導は院長側はカルテ、事務側はレセプトを中心に二手に分かれて同時に審査していただきました。

事務方の質問については師長さんと事務さんが対応してくれましたが、お二人とも堂々とニコニコと対応しており、「本当に初めてなのか?」と驚きました。緊張で喉カラカラの院長とは大違いです。

わかちゃん先生といい、女性は肝が据わっています。

青い顔した院長側では、ご指導いただく九州厚生局の先生から色々とご質問いただき、それにお答えする形で進んでいきます。非常に丁寧にご指導いただき、大変勉強になります。カルテ記載についてお褒めいただき、保険医療に基づいて適切な診療が行われているとご評価いただきました。

審査が終わり、一旦退席して外で待つ間にウォータークーラーがあったので、乾いた喉を潤します。

なぜか口の中が泡立ちます。さすが九州厚生局鹿児島事務所、2台あると思ったら1台はうがい専用でした。

気を取り直して講評を受けます。

講評後、帰りの駐車場で、スタッフみんなでハイタッチしたのは言うまでもありません。

うちのスタッフは最高です。


思えば、平成27年2月、もう11年前になります。移転前の鹿児島市立病院で経験した特定共同指導の経験が自分にとって大きいものでした。その当時、自分の担当患者のカルテが提出症例に含まれたときは当時の指導医でもある野口啓幸小児外科部長・副院長と天を仰いだものでした。しかし、「時間がなくても緊急手術の時ほど丁寧に説明」という野口先生の教えを神様の言葉として忠実に守っていたため、全ての説明・同意書、カルテ記載、手術記録に不備がなく、胸を撫で下ろしたことを思い出します。あまりにスムーズに実際のご指導が終わり、「もういいですよ」と九州厚生局の先生が言ってくれた時に、拍子抜けした野口先生が「え、もう終わりですか」と言った瞬間に慌てて自分が野口先生のワイシャツの袖を引っ張って、訝しげな顔の厚生局の先生に「ありがとうございました!」と言って退席したことは今でも忘れられない思い出です。裏で野口先生を「余計なことをいうものではありません」と初めて説教させていただきました。その後の講評で、保険医療についてしっかりと指導いただいた経験が、保険医としての自分の大切な礎となりました。

今にして思うのは、理想と現実の間で思い悩んだ勤務医時代のままならない日々も、1日として無駄なものはなかったです。

恵まれた環境であったと感謝し、得た経験を糧に、地域に信頼されるクリニックを目指し、今回の新規個別指導の経験を活かして行きたいと思います。

九州厚生局の皆様、ご指導ありがとうございました。

2026年01月17日