スタッフのお子さん(3歳)が幼稚園で腕を動かさなくなったとのことで受診しました。
「院長先生!こどもが腕動かさなくて主人が迎えに行ってます!どこかいい整形外科しりませんか?」
「多分、肘内障だと思うので、一度うちで診てみましょう!」
肘内障は2歳から6歳くらいのこどもに比較的多い病気です。
典型的には腕を引っ張った時に、肘の骨(橈骨頭と言います)が、包んでいる輪っかみたいな靭帯(輪状靭帯と言います)から抜けかけている状態(亜脱臼)を言います。
小さなお子さんはまだ靭帯の固定が十分じゃないので抜けやすいと言われています。
治療は整復で、外来で行えます。自分は前腕を内側に回しながら曲げていく回内法で整復することが多いです。
先ほどのスタッフのお子さんも外来で無事に戻すことができ、しばらくするとちゃんと腕を動かせるようになり、最後はハイタッチして帰って行きました。
しかし、身内の整復は緊張しますね。。。連れてこいと言った手前、失敗は許されません。
整復がうまく行った時に手に触れる「コリっ」っという感覚を感じた時はめちゃくちゃホッとしました。
開院してまだ半年になっていないですが、今回で3人目なので割といるもんだなーと思います。
受傷機転がはっきりしない時や、外観上腫れている時はレントゲンを撮って整形外科の先生にお願いした症例もありました。
大きな病院で勤務していた時と違って、いろんな疾患に対応しなければなりません。
今までご指導いただいた恩師の皆様に感謝申し上げながら日々謙虚に診療させていただきます。